遅い午後、簡単な間食と共にお茶を飲むアフタヌーンティーの文化はイギリス発祥だが、欧州のいくつかの国もお茶の文化を楽しんでいる。コーヒーブレークタイムという意味を持つスウェーデンの「フィーカ(Fika)」がそれで、ドイツでもさまざまにお茶と間食を楽しむ。フランスは午後４時になると「ル・グッテ(Le Gouter)」という特別なおやつの時間を過ごす。

シグニエルソウルのザ・ラウンジが提供する「ル・グッテ・シグニエル」は、フランスのル・グッテを新しく解釈したフレンチスタイルのアフタヌーンティーセットだ。何といってもミシュラン三ツ星シェフのヤニック・アレノが構成を担った。そのおかげで、高級感ある金色のスタンドに典型的な取り合わせという従来のアフタヌーンティーとは、スイーツの種類からして次元が異なる。
ネクタリンをあしらったカスタードタルト、地中海を連想させるピスタチオのシュー、レモンを添えたスコーン、エクス・アン・プロヴァンス地方を代表するスイーツでさくっとした歯触りのカリソン、爽やかなオレンジの香りを閉じ込めたサントロペ風のケーキなどが、口の中いっぱいに甘い楽しみを届ける。また、味の対比のおもしろさも潜む。焼いたサーモンとカラマタオリーブをのせたパン・バニャ風サンドイッチと、ハーブとトマトを添えたオリーブフォカッチャは、一般的に甘さが強いスイーツにしょっぱさを加え、「甘しょっぱい」目新しい風味も楽しむことができる。

この甘いスイーツに添えられる飲み物は、フランスの老舗ブランド「ダマンフレール(Dammann Freres)」のティー、７種類の最上級豆をブレンドしたコーヒー、そしてマーク・エブラールのシャンパンの中から選べる。ル・グッテ・シグニエルは２部制で、１部は12時から15時まで、２部は15時半から18時半まで利用できる。価格は２人前で10万ウォン（約9800円）。

問い合わせ: シグニエルソウル　ザ・ラウンジ　+82 2 3213 1212