旅行者がホテルを選ぶ時に重視するいくつかの基準がある。ホテル＆レストラン予約アプリ「デイリーホテル」がレビューを基に分析したデーターによると、重要な要素は客室、付帯施設、寝具、朝食などだった。特に朝食は「ホテルの華」と呼ばれ、ホテルステイの楽しみであると同時に、旅行者によっては旅の必須条件になっている。

昨年9月にリニューアルを終えてオープンしたロッテホテルソウルのエグゼクティブタワー（Executive Tower）が、早くも1周年を迎えた。この1年の間に、ロッテホテルソウルのエグゼクティブタワーはソウルのホテルのうち旅行者が好む基準に最もふさわしいホテルとして地位を確立した。ロビーに足を踏み入れた瞬間から高級感と安らぎが感じられるインテリアは、ホテルで休暇や休息を楽しむホカンス（ホテル＋バカンス）族から高い評価を受けている。
客室数を373室から278室に大幅に減らしたエグゼクティブタワーのインテリアは、フォーシーズンズホテル・カサブランカ、ウォルドルフ・アストリア・アムステルダムなどの有名ホテルやリゾートのデザインを担当した英国の「The G.A Group」とのコラボレーションにより完成した。コンテンポラリー・クラシックをコンセプトとするインテリアは不必要な要素を最小限にし、アートワークと家具をポイントにした。エグゼクティブタワーに入ると、緑が生い茂った森の中を散歩しているような気分になる。かすかな木の香りと爽やかな果実の香りが調和したディフューザー「ア・ウォーク・イン・ザ・ウッズ（A Walk in the Woods）」があちこちに置かれているおかげだ。エグゼクティブタワーの特別感は、16階にあるラグジュアリーラウンジ、ル・サロン（LE SALON）でも感じられる。

ル・サロンは、ロッテホテルソウルエグゼクティブタワーの顧客のみが利用できるラグジュアリーラウンジ。朝食や軽食、アフタヌーンティーにカクテルサービスなど、時間帯を問わずに楽しめるプレミアムダイニングスペースだ。
なかでも人気の時間帯は、朝6時半から10時までのモーニングタイムだ。ル・サロンでは起き抜けの朝にもホテル支配人の元気なあいさつと明るい微笑が宿泊客を迎え、支配人自ら茶と卵料理の注文を取ってくれる。優雅なデザインの白いティーポットからフランスのティーブランド「ダマン・フレール」の紅茶が注がれ、オムレツを乗せた皿には「Good Morning」と書かれている。高級感と軽いユーモアが調和し、宿泊客を笑顔にする心憎い演出だ。

多彩なメニューと心遣いの行き届いたサービスで知られるル・サロンの朝食の中でも、一番人気のメニューは断然ワッフルだ。イタリア料理を総括するセバスティアーノ・ジャングレゴリオ（Sebastiano Giangregorio）シェフが熟練の手つきで焼き上げる香ばしいワッフルは、一度口にすると止まらなくなる。利用客はル・サロンのワッフルを「外はカリッと、中はフワッとした人生最高のワッフルだ」と話す。
ワッフルの他にも、ル・サロンの細やかなサービスが感じられる部分はそこここにある。ホットディッシュコーナーでは利用客の好みに応じてゆで卵は半熟や固ゆでに、ベーコンはカリカリにしたり柔らかくしたりと作り分けてくれる。また、曜日別に異なる種類の野菜を準備し、毎日飽きずにサラダを味わえるほか、グレープフルーツ、オレンジ、スイカなどの生絞りフレッシュジュース、ル・サロン独自のスタイルで作るデトックスジュース、ミューズリー（シリアル）、イチゴやマンゴーなどの手作りヨーグルトも人気だ。
ル・サロンでは朝食以外にもさまざまなサービスがある。午前11時半から午後2時半まではライトスナック（Light Snacks）、午後3時から5時まではアフタヌーンティー（Afternoon Tea）、午後6時から8時まではハッピーアワー（Happy Hour）を利用できる。

住所　ソウル特別市中区乙支路30、ロッテホテルソウル
電話　+82-2-771-1000
ホームページ　ル・サロン